免疫細胞について
1か月ほど前の特別講義の振り返りをしている中で、免疫細胞にどのような種類があるのかが分からないことに気付いたので、調べてみました。
白血球である免疫細胞は、大きく3種類に分けられます。
1つ目は、マクロファージ(10%弱)
2つ目は、顆粒球(50~60%)
3つ目は、リンパ球(30~40%) です。
1つ目のマクロファージは、貪食細胞で、異物をそのまま丸呑みしてしまう細胞です。
また、その異物の情報を顆粒球やリンパ球に伝える役割も持っています。
簡単に言うと、
マクロファージは未知なる異物が侵入してきた時に先陣を切って戦ってくれる細胞です。
2つ目の顆粒球も貪食細胞で、主に細菌類を処理する細胞です。
この2種類の免疫細胞は主に、大きな異物を担当します。
ウイルスや花粉などの小さな異物には、リンパ球が活躍します。
リンパ球は、大きく2種類の細胞に分けられます。
1種類目がB細胞、2種類目がT細胞です。
B細胞は、獲得免疫系の一種で、入ってきた異物に合わせて形を変化させ次に異物が入ってきた時に対応しようとします。
つまり、B細胞によって、私たちは何度も同じウイルス(例えば、インフルエンザ)に負けないようになるのです。
次に、T細胞なんですが、
T細胞にはいくつかの種類があります。
(T細胞に種類があると知らず、T細胞=キラーT細胞だと勘違いしていた為、色々と誤解していました笑)
まず、ナイーブT細胞。ナイーブT細胞は後から出てくるT細胞のいわゆる進化前で、まだ若いT細胞です。
次に、ヘルパーT細胞。このT細胞は、リンパ球チームの司令塔で、B細胞や後から出てくるキラーT細胞を制御します。
最後に、キラーT細胞。キラーT細胞は、リンパ球チームの殺細胞です。パーフォリンとグランザイムによってウイルスを分解してくれます。
ここで、勘違いしてはいけないのがキラーT細胞が直接殺すのではなく、キラーT細胞により分泌される物質がウイルスを分解することです。
微妙な違いかもしれませんが、例えばキラーT細胞にウイルスが感染した場合、その細胞を殺してくれるのは、貪食細胞であるマクロファージなどになる、ということを今回学びました。
今回調べてみて、免疫細胞は複雑だし種類も多くいることが分かりました。
特別講義を経て、今まで関心のなかった分野を少し知れて良かったです。